あこがれ 日韓同時上演 原作:太宰治『斜陽』 脚本:山田裕幸/イム ドンヒョック
上演日程  コンセプト  演出家より  キャスト  予約  太宰治
ユニークポイント Dong Soong Stage
 Yamada Hiroyuki Lim  Joung Hyuk
『あこがれ』という作品は、初演をこまばアゴラ劇場で行い、以後、松本、甲府、そして韓国と、いろいろなところを旅して回った劇団にとっても思い入れのある作品です。
今回イムさんたちとこうして一緒に上演を行う機会に恵まれたことは、とても嬉しいし、楽しいものにしたいなと思います。
改めて太宰を読んでいます。気がつくと、もうそろそろ年齢も太宰に近づいてきました。死者は年を取らないですから。
この作品は、一人になった女性を通して社会の断面を見せてくれます。そして実際の上演からは、肉体と個性的な魂を感じとっていただけると思います。
文化というのは理解しているほど、それを楽しめると言われます。「あこがれ」の構成・遊戯のような言葉遊び・登場人物たちの偏屈な性格、舞台で行われる意味なき行動から、この作品の意味を発見した瞬間、我らが生きている世ではなく、文学の世界と芸術を味わうような興奮を感じることが出来ると思います。
ユニークポイント(日本/東京) http://www.uniquepoint.org/

1999年ユニークポイント始動。公演毎に出演者を募るプロデュースカンパニーとして活動するが、作品づくりには継続性のある作業が必要と2003年、固定メンバーによる劇団にシフトした。2004年『あこがれ』にてはじめての東京以外の地域での公演(松本・甲府)を実施、2005年には同作品にて韓国2都市(ソウル/清洲)で上演する。2006年、豊島区内にアトリエセンティオを設立。専用の稽古場を維持しながら、長期間にわたるアトリエ公演なども実施する。 
劇団員募集のお知らせ
 (2007/12/7 up)

劇団ドンスン舞台(韓国/ソウル) http://www.dongsoong.org/

1998年活動を始める。1999年「青春礼賛」(劇作・演出: パクコンヒョン)で韓国演劇協会/文化観光部優秀公演Best5 (団体賞・新人演出賞) 、および韓国評論家協会による今年の演劇に選ばれる。2000年からは、毎年ゴジュン国際演劇祭に招待され、代表作「清秋礼賛」「夢幻曲」「私の教室」を上演。2001年には東京のアリスフェスティバルにも招待された。2002年には、専用劇場(ソウル大学路)を活動の拠点とし、伝統劇から現代の台詞劇まで、幅広いレパートリーを上演している。