2000/12


 12/30(土)
■雑務に追われる予定、がやる気が出ずダラダラと過ごす。テレビを見ていると、懐かしい番組が復活していたりして面白い。テレビ番組表を久し振りに見てみると、カノッサの屈辱と言う文字が。深夜番組で最も好きな番組の一つだった。
■ではまた来年。
 12/29(金)
■一日掃除に洗濯。この部屋を何とかしなくてはならない。久し振りに一日家にいる。倉庫を借りようと思っていて、音響の井出さんから連絡がある。上手くいくといい。一畳あるかないかのスペースらしいが、それでもいい。普段部屋にパラソルはいらない。
■そう言えば、昨日は忘年会が新宿であったんだけど、山手線が人身事故でストップしていて、集合時間に遅れたのだった。品川と大崎の間ということで、構内放送で「ただ今警察による現場検証中である」とさかんに繰り返していた。目白駅のホームにいる人たちは、特に珍しいことでない出来事のように運転が再開されるのを待っていた。駅のホームが何だかやけに不気味だった。今日もニュースを見ていると、なんか世紀末だなあ、などと思う事件が多かった。
 12/28(木)
■朝、チラシ4千枚を持ってアゴラへ。ひたすら折り込む。青年団はビデオ撮影日ということで、おとといも見たのだが、折込み終了後、もう一度見させていただく。普段と違ってなかなか面白い劇場の雰囲気である。
 12/27(水)
■昼、国分寺で今年最後の授業。3年生たちにはぜひ頑張ってもらいたい。
■その後、渋谷へ。増田さん所属のOrtの公演を、ギャラリー・ルデコの3Fで見る。そこは建物全体がギャラリースペースになっていて、1Fはガラス張りの美容室のような雰囲気だ。道行く人も、ちらっと様子を伺っては、通り過ぎていく。安木くんと開演を待つ間、ここで「打ち合わせ」という芝居を上演したらどうだろうと話した。朝から晩までひたすら何らかの打ち合わせが行われている、という設定だ。観客はたまたま前を通りかかった人であり、中をちらっと覗いては、「何か打ち合わせしてるなあ、何の打ち合わせかなあ」と、そのまま通り過ぎていくのだ。で、数時間後、その人がまた通りかかって中の様子を伺うと、何も変わらず打ち合わせをしている。あれから3時間もたつのに、まだこの人たちは打ち合わせをしているのか、と驚くだろう。それを家に帰り話したり、会社で話したり、「一体あそこは何の会社だろうか」と思うだろうが、実は会社ではない。ここはギャラリーなのだ。入口にはもちろん「ご自由にお入りください」と張り紙をしておかねばならない。誰でもその打ち合わせには参加できるのだ。
■終演後、そのまま初日乾杯に居残り、場所を移し近くの居酒屋で倉迫さん、詩森さんらと飲む。
 12/26(火)
■昼、目白でワークショップに参加してくれた高校生、吉田君と会い、進路のことなどを話す。いろいろ大変だ。夜、青年団「さよならだけが人生か」を見にアゴラへ。終演後、能島さんと話す。急に寒くなって困惑する。何なんだ。
 12/25(月)
■夕方から国分寺で授業。昨日のことなど、遠い昔のことのようだ。
 12/24(日)
■朝、8時に起きて、車で天王洲へ向かう。さすがに道は空いていて、30分で到着。電車で行くよりずいぶん速い。開演が近づくにつれ、他団体のメンバーが続々と狭い楽屋に集まってくる。誰がどこの団体の人なのか分からないが、ほとんどが役者なので、普通でない雰囲気。
■所在なく、だらだらしていると、あっという間に開演である。あぁルナティックシアター、超歌劇団が終わり、ユニークポイントの出番。何もすることがないので、客席で見る。ちょっとしたトラブルはあったが、無事に終了。それで壇上にのぼり少し喋る。それから他団体をずっと見る。朝から何も口にしていないので、腹が減って仕方ない。最後の絶対王様には肝を抜かれた。20分の休憩。ロビーは関係者でごったがえす。一般のお客さんもいるのに、まったく関係なく、挨拶を交わす関係者たち。煙草の煙が蔓延する。すごいことになっていた。
■審査員+参加団体主宰者によるトークバトル。2時間強、今ひとつ盛り上がらないまま終了。隣にいた絶対王様の笹木さんが、ひどく調子が悪そうだった。宮沢さんが一人で煙草を吸っている。それもすごい本数だ。みるみる灰皿に吸い殻がたまっていく。私も吸いたかったが我慢した。
■終演後、クロージングパーティー。ここでも色々な人と話す。楽しい。
■一同、新宿に移動して軽く打ち上げ。家に帰ると心身ともに疲労感がどっと押し寄せる。すぐに寝る。
 12/23(土)
■昼過ぎ、家の椅子と机を車に積み込みスフィアメックスへ。予定よりもかなり早く着く。reset-Nが場当たりをしていた。そしてユニークポイントの場当たり。一回通す。何事もなく終了し一同東長崎へ移動、最後の稽古をする。前回までと(今日の場当たりも含めて)まるで違うものになる。もちろんいい意味でだ。少し安心する。終了後、御徒町へ「あこがれ」のチラシを取りに向かう。いい出来じゃあないだろうか。早速明日折り込むのだった。
■明日はパフォーマンスはまあ僕は何もしないんでいいけど、その後の質疑応答やら、トークバトルやらがひどく不安で、やる前から疲れそうな予感がする。それだけがまあ、懸念材料だな。
 12/22(金)
■今日はぁ、稽古もないしー、どうしよっかな、と来週締め切りの助成金関係(またも)の要項を見ていると、締め切りは都道府県別に設定されていると書いてある。不安になり早速都庁に電話すると、締め切りは今日の16:30だという。「ひえー」とはまさにこのことである。残された時間は2時間あまり。急いでPCに向かい、書類を作成する。コンビニでコピーをとり、原付を飛ばして都庁へ。案内の女性に場所を聞いて急ぐ。都庁の案内の人は、まるでデパートのような制服で、それにとても親切で、こっちが恐縮してしまうほどだ。三人いたが、三人とも、帽子を深く被っており、今一つ顔がはっきり見えないのもポイントだ。都庁へ行ったら、案内の人に迷わず分からないことは聞こうじゃないか。モニターで都知事が喋っているが、もちろん聞く暇はなかった。
■それで書類は無事に出したんだけど、申請に何人も来ていて、都庁の人は、それに全部推薦書をつけて芸術文化振興会に出すそうだ。明日明後日と休日出勤せねばならないと、前の人と話していた。なかなか大変である。
 12/21(木)
■昼過ぎにセゾンへ書類を出しに行く。家に戻ると、今度は芸術文化振興基金の方から、書類の不備を訂正するようFAX。急いでなおして、速達で送る。
■夜、東長崎で稽古。くだらないと思いつつも、ちょっといい感じに仕上がっていて楽しみである。稽古は土曜にあと一回あるだけなので、俳優が台詞を忘れてしまうんじゃないかと不安である。みなさんもよろしければ見に来てください。→詳細
 12/20(水)
ガーディアンガーデンの稽古である。

稽古1
稽古2
稽古3

■本番が終わったら、今やっているテキストをWebで公開しますので、興味のある方はお楽しみに。
 12/19(火)
■今日から日曜のガーディアンガーデンの稽古を始める。つい昨日まで、タイプスに出ていた俳優も何人か参加してくれていて、芝居が終わってすぐ違う台詞を喋らなくてはならない俳優も大変だ。
 12/18(月)
■昼過ぎ、ようやくガーディアンガーデンの台本を書き上げる。明日から稽古なので何としても間に合わせたかった。それからチラシの最終校正。一人でやるからひどく不安だ。何回も確かめる。それとセゾンの助成の資料を書く。実に多忙だ。色々やるから、机のまわりに資料が山積み状態で今にも崩れ落ちそうで怖い。隙間に食べかけのかりんとうまであるし。どうなっているんだまったく。
フラジャイルの小里さんが、今年の日本劇作家協会新人戯曲賞の最優秀を取ったそうだ。おめでとうございます。
■夜、タイプスに出掛ける。
 12/17(日)
■早めに起きて、ガーディアンガーデンの台本を書く。進まない。困った。
■気分転換もしたかったので、昼食後アゴラ劇場にTPS「冬のバイエル」を見にいく。黒幕で四方を覆った美術はどうかと思うが、楽しく見る。
■東銀座へチラシの打ち合わせ。ほぼ決定稿が完成。
■帰りに新宿のビックカメラで、CanonのスキャナーD660Uを購入。新宿のパソコン館は、池袋に比べると、店員がやたら話しかけてくる。まあ暇なのね。別の店かと思ったよ。帰って早速色々スキャンして遊ぶ。台本を書かなくてはいけないと思っているのに、やらなきゃいけない時、人は関係ないことに熱中しがちである。
 12/16(土)
■昼過ぎに起きて、洗濯しつつ、ガーディアンガーデンの台本を書く。夜、赤羽でS高校講師チームの忘年会。プレゼント交換用にユニクロでフリースを買う。なかなかまとまった時間が取れない。だけど、ビデオでザ・ビーチを見てしまう。
 12/15(金)
■大塚萬スタジオにチラシを届け、そのまま国分寺へ移動して授業。
■銀座小劇場の事務所で、舞台監督をお願いすることになった飯室さんにごあいさつし、東銀座でチラシの打ち合わせ。そのまま渋谷に移動して、倉迫さん、詩森さん、永井さんらと飲む。3時頃タクシーで帰宅。疲れてすぐに寝る。
 12/14(木)
■夜、国分寺の塾へ。レーザープリンターがあるので、助成金の書類を何枚かプリントアウトすると、驚くほど綺麗で、特に罫線にゆがみがなく、とても欲しくなってしまった。欲しい。とてつもなく欲しい。
 12/13(水)
■S高校で試験監督。その後、猛然と採点して伝票に点数と成績を記入し、各担任に提出。多分、学校で一番だろう。前からこの伝票提出の早さにはちょっとした自信がある、というかパッパとやらないと、だんだん嫌になってくる種類の仕事なのだ。これで2学期の業務もすべて無事終了。次回登校日は、何と2001年1月11日である。1ヶ月も先だ。何もかも忘れてしまいそうで怖い。というか不安だ。
■夕方、アゴラ劇場ににチラシを取りに行く。事務所にいた小林君に下まで運ぶのを無理矢理手伝わせる。それからセシオン杉並に向かうが、休館日だったので、安木くんと焼肉を食べて帰る。そして助成金の書類作成。んもう、嫌だ。
■24日のガーディアンガーデンのことは何もやっていない。これもひどく不安だ。9人も出るというのに、早く台本を書かないといけない。
 12/12(火)
■S高校で試験監督。そのあと夕方までひたすら採点作業に没頭する。採点はまあいいとして、そのあと合計得点を出すのが面倒だ。問題によって配点が違っていたりすると余計時間がかかる。よく単純計算を繰り返し、集中力の調査というか、実験があるが、あれと同じだ。しばらく続けていると、単純な足し算が出来なくなる、ミスが増える。こういう時には、頭に頼らず、計算機を使うといい。「3+5+12」などの計算も、何も考えずにできる。自分の頭に頼らないのがこつ。家に帰り、エクセルを使って成績を出す。一日仕事。
 12/11(月)
■午前中、S高校で期末テストの試験監督。家庭科の解答用紙が、問題から切り取る様式で、生徒たちはみなうまく切れないので、集めた解答用紙の端がお陰で揃わない。それから明後日の試験問題を作り、印刷し、封筒につめて所定の場所に。鍵を掛ける。
■家に帰り、何件かの電話をかける。しかし、メールを使うようになると、電話するのがどうも億劫になるな。夜、チラシの文章を書く。助成金の申請資料を作る。
■次回公演の出演者が全員決まりました。→GO
 12/10(日)
■天王洲スフィアメックスにbird's-eye biewを見に行く。開演が13時だと思い込んでいたので、品川駅で不味い蕎麦を食べ、タクシーで急ぐが、開演は14時だった。なぜだ。しかもタクシーの運転手はこれまでの人生の中でも、五本の指に入る態度の悪さであった。なぜだ。終演後、事務局の方と、同じく観劇にいらしていた絶対王様の笹木さんと24日の打ち合わせを行う。よかった。本当にやるんだ。東京オレンジの横山さんにも久し振りに会う。帰り徒歩で一人寂しく品川まで歩いていると、reset-Nの夏井さんに会う。
 12/9(土)
■しかし、こうやって読み返すと、ここ数日はただの闘病日記ですね。ただ、まわりの知り合いも、なぜか体調崩している人がとても多いです。気をつけないといけないですね。
 12/8(金)
■朝、咳は出るが調子はいい。何なんだ。仕事がOFFになった途端に治るなんて。汗をたっぷり吸い込んだ布団を干し、洗濯をして、静かに一日じっと過ごす。
 12/7(木)
■今日もS高校へ。休めない。テスト範囲が終わってないからだ。しかし昼前に、限界。早退する。範囲も無事に終わったし。
■しばらく休んで、夜、国分寺へ。授業。
 12/6(水)
■相変わらず熱はあるが、仕方ない、S高校に向かう。生徒たちは、私が事情を説明しても、いつもと変らずギャーギャーうるさく、普段は何でもないが、こういう時だとストレスに感じる。
■帰って、近くの目白病院へ行き、肺のレントゲンを撮ると、炎症を起こしているという。点滴を打ってもらい薬を処方してもらう。血液検査の結果では、入院もあり得ると言われていたので、とりあえずほっとする。無性にパイナップルが食べたくなり、スーパーで買う。むしゃむしゃ囓る。
 12/5(火)
■朝、熱を計ると38.6度あり、これは昨日とまったく同じだ。それでもS高校へ。午前中は立っているのがやっと。午後、薬が効いてきて、若干持ち直すが、まだダメだ。イライラする。
■夜、江古田のbird's-eye biewの稽古場に。ガーディアンガーデンの稽古場レポートのため。遅くまで内藤さんと話す。
 12/4(月)
■朝、熱を計ると38.6度あるが、期末テスト前なので休めない。S高校へ。 
 12/3(日)
■新宿でFATSTUDIOの福田さんと打ち合わせ。外に出ると、去年予備校で教えていたUくんとばったり。カラオケ店でバイトをしていて、客引き?っていうのか、それをやっていた。彼らはごく当たり前に「先生」と声を掛けるが、街でそう呼ばれるのはとても恥ずかしい。
■家に帰り、熱を計ると、38.1度ある。風邪だ。
 12/2(土)
■ビデオで、グリーンマイルを見る。
 12/1(金)
■朝、稽古場を確保するため、安木君と豊島区の区民集会室をまわる。豊島区は、来月の分を前月の一日にすべて申し込むシステムだ。したがって、毎月一日には、区内各所で演劇関係者を目撃できます。朝ね。あこがれの稽古と、ワークショップの会場として。ワークショップは第一次締め切りを12月10日ですので、お早めにどうぞ。
■午後、セゾン文化財団へ。担当の方と一時間くらいじっくり話す。
■そういえば、年末のガーディアンガーデンの件は、本番が24日だというのに、何も連絡がないのだが、本当にやるんだろうか。不安だ。