2001/6

 6/29(金)
■杉山さん出演中のオッホ「陽性なのはどちらの方か」をシアタートップスで。
■Ort倉迫さん制作統括、オレンジ横山さんとのFiesta!の情報はこちらにも。盛りだくさんだなあ。洋平と暦ちゃんも出るとは、知らなかった。いつの間に。暑いし、祭っぽくなってきましたね。台本は全然です。すいません。
■天使エンジンの日吉くん運営のこのサイト、ここのページも対象にしてもらっています。どうもありがとう、日吉くん。今度の公演は行けるかなあ。何しろ、小屋入り直前なのでちょっと難しいかも。
■大学の後輩の倉持くんが芝居をやっているので、それにも行かなくては。ペンギンプルペイルパイルズ「Work in Time machine」はザムザ阿佐ヶ谷で日曜まで。
■泉くんに会い、チラシを渡す。打ち上げで宣伝するようにお願いする。「ムーンパレス」は新国立劇場でこれも日曜まで。行けるかな。
■少しまとめて書いてみました。

■大学の数学科に入ってまず驚いたことは、教授でも専門外の分野には、理解不能なものがある、ということである。もちろん、どの分野にも共通な基礎的な理論は存在するし、それに関しては問題ないんだろうけど、ちょっとマニアックなことになると、いくら教授でも分からない。これは、「知らない」ということではない。あくまで「分からない」ということだ。いくら説明されても理解できない領域が、教授にもある。それに驚いたのである。例えば、フェルマーの定理の証明だって、読んでも理解できない教授もいる、ということだ。
■数学というのは、実はかなり抽象的な学問なので、例えば現代美術が、ある人には理解不能な様と似ているのだろう。もちろん、高校レベルの数学に関してはこんなことはなく、教師はどの分野にも精通している。精通まで行かなくとも、教科書を読めば、書いてある内容は当然理解できる。
■で、今日。今、S高校では、微分をやっているのだけど、根気よく、何度でも、ゆっくりと、丁寧に教えれば、どんな生徒でも理解できると思っていた。でも、この仮説はもしかしたら間違っているのかもしれないと思い始めた。まるで、先の教授が理解不能な領域があるように、人間にも、それも高校で学ぶべき内容にも、ある人にとっては、どうやっても理解不能な領域があるのではないか、と。
■自分には、どんな人にも、微分を理解してもらう自信があったのだが、もしかしたら間違っているのかもしれない。そんなことを思った。
 6/28(木)
■暑い暑い。午後、国分寺で授業。以前書いた生徒と話す。劇団四季のビデオから台本をおこすのはやめたらしい。で、「アルジャーノンに花束を」だそうだ。またよりによって。精一杯のアドヴァイスと、見にいくと約束をする。
 6/27(水)
■駅前劇場でCAB DRIVER「穴」を見る。物語の必要性というか、物語の力はいったいどのくらいあるのか、そんなことを思う。最近、物語にリアルな感じがしないので。そもそもリアルって何だ?分からないな。もちろん言葉としての「リアル」じゃなくって、演劇としての「リアル」ってことだけど。作品は楽しめるけど、駅前劇場の空間にミスマッチで、無理矢理劇場に詰め込んだ感は否めない。
 6/26(火)
■夕方、姫路の「ゆかた祭」の映像をテレビで見る。若者達が機動隊とむちゃくちゃな衝突をしてきた。そんな彼らを取り締まる条例が施行され、今年はその後、始めての祭だった。
■学生の長髪を金髪に変えた、全共闘時代の映像のようで少し驚く。色々な議論があるだろうけど、しかし「ゆかた祭」の彼らは一体何を望んでいるのだろう。「機動隊は敵」などと、発言も似ているが、全然違うわけで。30年経って、しかし一体何が変わったというのだ。そいつをぜひ知りたいなあ、そんな欲求に駆られる。言葉にしてみたいよ。
■今日も蒸し暑い一日。昼は新宿に折込みに行ったし、よく働いた。
 6/25(月)
■大変蒸し暑い一日だった。S高校から帰り、国分寺へ出掛ける前に水風呂に入ってしまう。
 6/24(日)
■午後、要町でワークショップ。それから近くの中学で都議会選の投票。
■昨日書いた先輩からこのサイトを紹介するメールをもらう。もしかしたら暇なのであろうか。
 6/23(土)
■夜、本当に久し振りに新宿の街で食事をする。新宿は、日本にいてアジアを感じる唯一の場所かもしれない。ここはアジアだと、何度もそんなことを思う。
■高校の友人から結婚が決まったとのメールをもらう。そういえば、昨日は同じく高校の先輩から出産のメールも来ていた。二人とも演劇部の女性。高校演劇あがりの私としては、原点がある場所。何はともあれ、めでたい。
 6/22(金)
香川でのこの出来事だけれども、私なんか、よくやったと、感心すら覚える。茶髪にすることと、ルールを守ることと、個性を大切にすることは別の問題だ。正直なところ、中学生が茶髪にしようと、別にどうでもいいし、その是非については興味がない。けれども、子供達が個性の尊重を武器に、何もかもを自己流に、ルールを無視するのを、指をくわえてみている大人達の態度にこそ問題があるのであり、そういう意味で、感心をしたに過ぎない。
■「煙草を吸うのも、麻薬をやるのも、すべてそれは僕の個性で、自己責任においてやっているからあなたには関係ない」と真顔で迫る17歳の言葉に、あなたはしっかりと答えることができるか?それを問われている。今回はまだ茶髪でよかったが、このまま憲法違反だの、アホなこと言って理想論だけ語っていると、そのうち本当にそんな時代になってもおかしくないと思うのだ。
 6/20(水)
■朝、S高校へ行こうと家を出た途端、滑って階段を落ちる。上腕と腰を痛打するものの、そのまま授業。時間とともに痛みが増す。午後、目白病院へ行き、レントゲンを撮る。幸い骨には影響なくよかった。アメリカだったら大家を訴えるケースだよな。滑りやすい階段が原因だってね。もちろん私はそんなことしませんけど。
 6/18(月)
■S高校で授業、国分寺で授業。授業、授業、そして授業。
 6/17(日)
■要町でワークショップ。その足で下北沢の劇小劇場へ某劇団の公演を観に行く。劇場が見たくて行ったので、別に芝居はどうでもよかったんだが、それにしても。3200円。
 6/16(土)
■青年の恋出演者の大枝さんが本番中。タテヨコ企画「測量」をこまばアゴラ劇場で。
■知らない人から、台本を書くので出来たら読むように約束を迫るメールが届く。変なお願いとか、相談のメールが最近よく届くが、一応すべてに何らかの返事を出すようにしている、大変マメな私だが、一つ気になることもある。送信者が自分の名前を書かないのだ。今日のメールも、「21歳学生」と署名してある。知らない人にお願い事をするのに、「21歳学生」はいくらなんでも。
 6/14(木)
■午前中、企画書を数箇所に送り、洗濯でもしようと思うが雨なので、早々と国分寺へ出掛けることにする。いつものように、ジョナサンで授業の準備。竹輪をいただいて帰宅。この竹輪がうまいんだよ。塾の生徒に9月の文化祭の出し物について相談を受ける。劇団四季のミュージカルビデオをもとに脚本を書き、60分の芝居を上演するという。すごい発想をするなあ。いくつかアドヴァイスをする。
 6/13(水)
■午前中授業を終え、銀座でチラシの打ち合わせ。夜、中野ポケットで山の手事情社「平成・円朝・牡丹燈籠」。
 6/11(月)
■S高校で授業、国分寺で授業。合間に台本を送付したりする。昼寝しようにも、近所で工事が多く、思うように眠れない。ただの工事ならばいいのだが、一つの方は、解体工事なので、破壊音が連続する。ガラスの割れる音やら木がメキメキ軋む音やら、聞いていて「何かあったのか?」と人を不安にさせる音なので、とても眠れない。
 6/10(日)
reset-N「キリエ」をスフィアメックスで。夜、ビデオに録画した、サッカーの試合を見る。
 6/9(土)
■午前中、S高校で授業を終え、要町で、ワークショップ。ワークショップといっても、今は固定のメンバーなので、劇団の基礎稽古みたいだ。天気の良い午後、室内と室外で、それぞれ作業。近くの子供達が稽古場に併設する児童館に集まっていた。
 6/8(金)
■S高校で授業。二年と三年は、学年の雰囲気がまるで違う。勉強はどちらもあまり好きではないが、二年は、いつも何かに不満そうで、目つきが悪く、時々それが恐怖に感じる時もある。もちろん全員がそういうわけではないけれど、身の危険を感じる時もある。
■今日の大阪の事件は外部の侵入者だったが、ニュースを見ながら、そのうち生徒がナイフなどを振り回さないだろうか、と少し心配する。
 6/7(木)
■池袋のkinko'sで台本の製本をする。その後、郵便局で振替口座の手続き。局員の人の説明が全然理解できず、馬鹿になってしまったのかと焦る。その後、国分寺へ移動し、授業。
■しかし本当に勝ってしまった、何がってサッカーである。