いままでのblogに変わって、劇作の日々はこちらのページで更新していくことにしました
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3月30日(日) 無差別殺人、桜
■さて、桜が満開だ。この時期、家の近くの通りは、観光スポットとなる。桜の下を通って、稽古場へ。新人公演の稽古。冷たい雨、冬のような気温。

■岡山では18歳の少年がホームに人を突き落とした。亡くなってしまったよ。小さい子供がいるそうじゃないか。18歳の少年、僕はあなたのこと知らないけど、ものすごく憎たらしいです。家庭環境とか、悩みとか、色々あったかもしれませんけど、駄目だよ。
3月26日(水) 嬉しい知らせ
■『あこがれ』が、シアターグリーンのフェスティバル(グリーンフェスタ)で表彰を受けた。写真は授賞式に参加してくれた、みょんと安木。
■関係各位、ならびに観客のみなさま、シアターグリーンのみなさま、どうもありがとうございました。こうやって作品そのものが評価いただけるのは、本当に嬉しいことです。

■それと、長いこと待っていた助成金の結果が、今日ようやく届いたて、夏の国際共同プロジェクトが、これで本格的に進みだすことになった。4月には早速打ち合わせで韓国へ行く。ソンヒにも会えるといいな。
■その他、学資保険の契約、歯医者、運動、夜の稽古、あるお祝いのビデオレターの撮影と、盛りだくさんの一日だった。近所の桜も、いつの間にか、ほぼ満開に。
3月25日(火) 演劇界のため
■午前、都庁。年に一回の助成金申請。担当の方と話しながら「演劇界に刺激を与えたい」「演劇の可能性を示したい」という言葉が自然と出てくる。そして考える。演劇を作ることの意味と、自らの欲望について。

■観客を楽しませたいと思っているが、自分が演劇に携わっている理由のすべてではない。演劇について考えながら、まだ知らない世界を知りたいという、自らの欲望がまずあり、そして、できれば、その自らの欲望が、演劇界に刺激を与え、より活性化し、社会に対してもっと開かれていけばいいと思っているし、そうなればずっと活動環境はよくなるはず。これがプラスの循環だと思う。
■というのは、ある週刊誌上で、最近人気の某劇作家が『演劇界の底上げのために頑張ろうという意識はない』と断言していて、それって結局自分を貶めるんじゃないか?と思ったからだ。自分のことで精一杯というのは芸術家としてまっとうだし、非難するわけじゃないけど、でも演劇をやっている人間が、演劇界のことを同時に考えていくっていうのは、やはり責務じゃないかなあ。プロ野球選手が、プロ野球界のことを考えたように。演劇人がもっと演劇界のことを考えて声を挙げていけば、もっともっと変わると思うんだけども。
■ただ、年齢のこともあるのかもしれないな。もう欲望を吐き出すだけじゃ物足りないわけだ。やっぱり、どうにかしたいのよ。それが今のところ、大事なのね。
3月23日(土) 里帰り
■昨日、家族の里帰り。本当は空港まで送るつもりだったけど、思いたって自分も行くことにして、早速ANAのホームページで飛行機の予約。運良く、隣の座席が空いていた。
■羽田までは、立川からバスで。乗り換えなく、楽だけど、平日の昼間は、やっぱり首都高がなあ、混む。
■一泊して、今朝の便で帰京する。少し休んで授業。夜から、助成金の書類作り。
■ThinkPadのメモリーを1GBに増設。最近になって、ポインティングデバイスが異常な反応をするようになって、もっぱらマウス利用。でも、まだまだ頑張ってもらわないとならない。でも買ってから、一度再インストールしたくらいで、ほんとに頑丈なやつだ。
3月16日(日) 出会いと別れは繰り返される運命だ
この度、私山路誠はユニークポイントを退団する事になりました。私自身は今後も個人で、役者だけでなく様々な表現活動を続けていくつもりでいます。これまで応援して下さった皆々様、本当に本当にありがとうございました。心から感謝しています!そしてこれからもユニークポイントをどうぞ宜しくお願いいたします!
■ということで、山路さんが劇団をやめることになった。1994年に出会って、今日までの14年間、まさに苦楽を共にしてきたメンバーがふるさとに帰ることになった。出会ったのはまだ僕が22歳のときだ。まさかこんな日が来るなんて夢にも思わなかった。でも気がつけば、お互い結婚をし、子供も産まれた。昔の写真と見比べれば、間違いなく歳をとったし、20代のときは平気でやっていたあれやこれが、なかなか出来ない、そんないくつかの事情も増えた。文字通り、夢中で駆け抜けた14年間だった。思い返すと本当に色々あって、それをいちいち書くわけにはいかないけれど、心からお疲れ様でしたと言いたいと思います。ありがとうございました。
■他にもこの春、わたしたち劇団には、いくつかの別れと、出会いがありました。それぞれに思うところはありますが、やはり詳しく公開すべき内容ではないので、書きません。お知らせという形でご報告させていただきたいと思います。
3月15日(土) 大阪の朝礼について
あの朝礼で知事に意見を言った女性は、予想以上に目立っちゃいましたね。あのモチベーションはどこからうまれてきたのか、結構色々考えました。報道陣の前で、府民が選んだ知事に対して、「どれだけサービス残業をやっていると思っているんだ」と発言できたモチベーションです。知事に発言するということは、原則、彼を選んだ府民に向かって発言することと同じでしょうから、公僕たる公務員が、公の場で「私」を露呈するのは、ちょっと、どうかと思います。
■なんやかんや言って、僕は公務員が嫌いなんでしょうね。公務員の人には申し訳ないんですが。
■それでも、うんと頑張って彼女を擁護するならば、彼女に代表される職員の人たちは、どれだけ残業しても、評価されたり、褒められないんじゃないかと思います。仕事に対する誇りを持てないんだと思います。この責任の一端は私たちの側にもあって、「公務員は公平平等にやって当たり前」という原則論を盾に、自分勝手なことばかり押し付けてしまっているからでしょう。公共サービスの質は、間違いなく上がっていると思います。ちょと前に比べると、親切だし、市民はお客様というホスピタリティーも実践されている。だけれども、「誇り」や「やりがい」は見つけずらくなっていく。
■心の隙間を、なかなか「誇り」や「やりがい」で埋められない。これは大きな問題じゃないかと思うのです。この状態がしばらく続くと、いったいどうなっていくのでしょうか。
3月14日(金) 自分探し
自分探しが止まらないという新書を読んでみた。「本当の自分」は、ここではないどこかにあるという「自分探し」を肯定的にとらえる風潮があるとあったが、埋まらない内面の隙間のようなものは誰にだって少なからずあるわけだし、だから問題は、やはりそれを声高に主張することを「格好いい」と思うか、「恥ずかしい」と思うか、それにつきる。もちろん私は「恥ずかしい」
3月13日(木) カレー
■電車に乗って、立川のインド料理屋へ昼飯を食べに行くものの運悪く改装中だったので、そのまま国立まで戻り、駅前のネパール料理屋に初めて行ってみる。想像より美味しくて満足。月に一度は無性に食べたくなるんだよな。
■そのときのビールが効いたのか、家に帰って熟睡。
■夜、運動。
3月12日(水) 今年度も終わり
■勤める2つの学校で、それぞれ成績の処理。これでようやく一段落。
■今日は冷える。
3月7日(金) さよならだけが人生だ
■昨日、ASUSのこれがビックカメラに偶然あって、つい購入。いろいろ使えて面白い。仕事には向いていないけど。その後、アトリエ2階で4人と面接して、稽古の終わった鳴海くんと少し話す。板橋駅前の中華料理屋で一人で晩酌。過ぎ去りし日々のことを考えたりする。過ぎたことをあまり考えるタイプではないけど、さすがに今日は振り返る。
■今日。M高校でテスト監督のあと、夕方から面接。
■この言葉が何度も浮かぶ。さよならだけが人生だ。
■でも寺山修司は、こう書いたんだな。
さよならだけが
人生ならば
人生なんか いりません
3月5日(水) 運動
■例年、この時期は本番をやっていたので、それがないとなれば、一年で一番暇な季節ということになる。なんかもったいないけど、こうなったら徹底的にだらだらしてやる!と宣言するものの、新しい年度のことも考えて、運動をして体重を落とそうと思ったり、トイレットペーパーを少し多めに買ってきておいたり、朝食を家族分用意したり、そんな一日。もし大学生だったら、ただ暇な、ということになるだろけど、もはや暇というのは、優雅なんだよ。
■あ、でもそうだ、確定申告したんだった。忘れていたよ。ついでに溜まりに溜まった古紙(古新聞とダンボール)も、ようやく今朝出したんだった。なんだなんだ。
■近くの公園にあったサッカーボールで遊んでいたら、黒い革靴が、泥んこになった。当たり前じゃないか!などと自分でつっこみを入れたりして。
3月4日(火) 今日もメンバーと面接
■アトリエで面接。面接というか、話すというか。今日は3人と。河野とは(彼は塾の講師をやっているので)、ほとんど中学入試の話しかしなかったような気もするが、なかなか興味深かった。7名終了。あと6名?なのかな?
この番組の2冊目の本が出ていて中央線の中で一気に読む。
3月3日(月) 今年度も授業終了

■SLです。実際に走っていて乗ってきました。静岡の「大井川鉄道」という路線です。興味のある方、なかなか面白いので、トライしてみてください。
■前回のキティちゃんといい、SLといい、芝居の稽古がないと、色々出かけるものです。気がつけば、今年度の学校の授業も今日で終わり。あとは、テスト、採点に、成績でしょうか。もうあとひと踏ん張り。
■劇団は、年度末の面接ウィーク。僕とメンバーが個別に会って、じっくり話します。去年は5分で終わった人もいたけど、今年はわりとじっくり色々話すようにしています。疲れますが、年一回なので、なるべく普段話せないことを話そうと思っています。この面接が終われば、2008年度の新体制がスタートします。今後の予定も含めて、決まり次第、ご報告しようと思います。
2月25日(月) 午後の光の差し込む車内で

■これはキティーちゃんというんだけど、知ってる?
■小さい子供を育てていて、一番困るのが電車での移動です。身にしみてわかる。だから今日、二人の子供を連れた女性が、中央線に乗り込んで来たとき「とにかく、座って」と席を譲りたくなりますが、あいにく自分は立っている。「誰か譲らないかなあ」と思って見渡すと、一瞥しただけで、寝たふりをしたりする(いや、本当に気にして見ているとそうなんですよ)女性は、寝ていた子供と一緒にその場に座った。きっと重さに耐えかねたんだと思う。男児は仕方なく立ったまま眠っていた。それでも誰も動かない。座っている人の顔が、ひどくアホ面に見えてきた。
■いや、譲らない人が「悪い」と言っているわけじゃないですよ。「私だって疲れている」だろうし、「タイミングを逸した」のかもしれない。でもね、満員電車ならともかく、午後の日差しの差し込む車内でのあの光景は、やっぱりどこかおかしい。そのまま風刺漫画になりそうだった。
2月12日(火) 
■11日、月曜は勤める高校の入試のお手伝いだった。
■12日、一日お休み。アトリエに車で行って、小道具類などを持ち帰る。国立から中央自動車道、初台から新しく開通した首都高環状線C2初体験。いやあ、すごく早い。40分でアトリエに着いてしまった。でも、毎回思うけど、高速料金がものすごく高い。往復で2600円くらいか。でも、一度乗ると、一般道を走るのが馬鹿らしくなるくらい、早い。
■その後は2月10日と同じく、忙しい人には申し訳ない時間の過ごし方なので、書きません。
2月10日(日) 日曜の王道
■昨日の晩、しんしんと降る雪を見ながら、明日どこかに出かけようかなあと、ビールを飲みながら考えていたけど、温かいものを食べて寝てしまいました。今朝起きてから「多摩モノレールに乗るはどうだろう」という家の者の一言にやる気の出てきた僕は、「多摩モノレール」で多摩動物公園に行かれるという情報をインターネットで知り、父親から譲り受けた30年前の一眼レフカメラと一緒に、早速出かけたというわけです。いろいろ事情もあって、園内の半分もまわりませでしたが、またいずれ出かけようと思います。
■「動物園に家族とでかける日曜」が本当に自分に訪れるなんて、これはこれで新鮮です。そして思っていた以上に、疲れることもなく(家族サービスという名目で疲れたお父さんをイメージしていたので)なかなか楽しいものでした。一緒に出かけるという行為が、たぶん家族というものには重要なことなのでしょう。そういうことは、実際にその身に置かれてみないと、実感できなかった部分ですね。
■あと、立派なカメラをお互いに持ったカップルが多いのも意外でした。家で見せあったりするんでしょうか。今日撮った写真は、早速現像をしました。古いカメラ独特の光の加減が、なんともいえず、楽しいです。
■今日仕事だった人には、なんだか申し訳ない内容で恐縮です。
2月6日(水) あこがれ終了しました

■公演は終了。こういう写真はなんというか「思い出」色が強いのであれなんですが、今回はまあ、載せてもいいでしょう。ユニークポイントの面々と、韓国チーム、そしてスタッフ一同より、御礼申し上げます。これだけの人がかかわっていたのかと思うと、改めてびっくりしますが、全8ステージ、無事に終えることができました。キャストスタッフ、その他お手伝いいただいたすべての方に感謝しております。
■韓国チームは火曜日に帰国しました。彼らはこの作品を、これから韓国で一ヶ月間上演するそうです。
■日韓交流というキーワードは、もう古いような気がしていたので、あえて今回、そのキーワードは使いませんでした。交流は笑っていればいいけれど、演劇の場合、笑っているだけでは駄目なこともありますから。むしろ共同作業、でしょうか。これを一歩として、これからもなんか仕掛けていきたいなあと思っています。
■東京には可能性がありますが、また異なる可能性は、いくつも私たちのまわりにあると感じる公演でした。あんまり気の利いたことは書けませんでしたが、まあそういうことです。
2月2日(土) 本番中
■本番中です。
■ご覧になった方はお分かりだと思いますが、不思議な、それでいて強烈なインパクトのある公演になっていると思います。連日、多くの方にお越しいただき、本当に感謝しています。スタッフもトータル2時間40分の公演を連日支えてくれています。もちろん、キャストも。公演は月曜まで。そんなに頻繁にできる企画ではないので(今回も偶然が重なり合っています)、ぜひお越しください。お待ちしています。
1月16日(水) 2場の稽古
■今日は2場の稽古。
■今回の座組みには、すでに数回この作品の上演経験がある劇団員、はじめての劇団員、過去の上演を見たことのある客演陣、そしてまったくはじめての客演陣と、作品との距離が俳優によって異なっているので、どのシーンも新鮮で、単純に見ていて楽しいです。まあ、楽しいだけじゃとも思うのですが、楽しいので仕方ない。
1月13日(日) あけまして、おめでとうございます
■今年も2週間もたってしまった。本当に早いなあ。
■昨年の10月から、かなりハードなスケジュールをこなした反動からか、年末年始は、それこそパソコンも開くこともなく、なにもせずに過ごしました。いまはきちんと規則正しい生活をして、稽古もやっているところです。
■さて、トップページではずいぶん前からお知らせしてきましたが、「あこがれ」の日韓連続上演、すでにチケットは発売しています。昨年、学習院女子のときにも思いましたが、海外からゲストを呼ぶ「側」から言いますとですね、これはもう、せっかくのチャンスだから、とにかくたくさんの人に観てもらいたいわけです。なんというか、せっかくなのに「もったいない」よなって思うわけです。ということで、みなさまぜひお越しください。