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新聞用にストーリーを書いてみました。(1/30)

ある日、井上家の一人息子(独り暮らしをして大学に通っている)の彼女から電話があり、息子と連絡が取れないという。心配する母親、静観する父親。二人は、こんな些細な出来事をきっかけに、夫婦にとっての人生を改めて考えるようになる。

舞台は、そんな息子と同じ歳くらいの男たちが、市民運動に巻き込まれたり、南の島に移り住んだり、女の部屋で過ごしたりしている姿を描く。同時に観客は、誰が井上の息子なのか、その姿を追うが、やがてどこにもいないことに気づく。でもそれは、死んでしまうこととは違う。どんなに離れていても、あなたが空に冬の大三角形を認めることができれば、それはもう、いなくはない。

平成21年2月、私たちが心に抱ける未来、そして希望の在り処を探そうとする物語。私たちはそんなに不幸ではないはずだ。

台本を書き始める前、美術の打ち合わせのときのメモ(1/30)

だいたいこれ通りだけど、中身は細かく変わっています。



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