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2002年に固定メンバーによる劇団になり、もう6年がたとうとしています。 劇団化した理由は、以下の文章内にあるように「集団にしかできないことをやっていこう」というものでした。具体的には、東京以外での地域、海外での公演の実現、および拠点の形成というのが、2大目標だったと思います。 そして今、東京以外の地域での活動(2006年のTOKYOSCAPEなども含め)もいくつか経験し、2005年の韓国公演をきっかけに、現在、韓国演劇人との交流も定期的に行われるようになりました。 2006年には、アトリエセンティオを、第七劇場の鳴海氏とともに運営開始するなど、活動の拠点となる場所も手に入れ、これまでも数々の企画を実現してまいりました。 驚くかな、当初の目標としていたことを、着実に実現してきました。これがまさに劇団にしかできないことだと思っています。 今年、劇団の中心メンバーだった山路誠が退団し、また新しいメンバーも増えました。他の劇団に入団したもの、学校の教員になったもの、他の分野に興味を移したものもおり、それは6年という年月は決して短くないということを意味しています。当然、メンバーの実年齢も上がってきて、普通にできたことも、なかなか普通にできないということも出てきています。 しかしながら、劇団は続きます。 これまで培ったノウハウを生かし、ようやく劇団として、オリジナリティーを追求する段階に入ります。すでに、劇団内では、それに向けた劇団内プロジェクトもスタートしております。また、これまではメンバーのみでの上演にこだわってきましたが、今後は、外部から俳優を招いたり、出演者を公募するなど、新しい出会いを求めていこうと思っています。 また昨年から、公的助成金が採択され、新しいさまざまなチャレンジに対し、ご支援いただいております。ますます社会に開かれた作品づくりに取り組んでまいります。 今後とも、どうぞユニークポイントを、よろしくお願いいたします。 2008年4月 代表 山田裕幸 |
1993年、まだ大学3年生のときに演劇ユニット成金天使をたちあげました。現在のユニークポイントの前身です。以後、1999年に、集団名を成金天使からユニークポイントに改名したものの、一貫して固定メンバーをもたない団体として、公演ごとに俳優に集まってもらい、活動を続けてまいりました。 なぜか?それは、余計な面倒に巻き込まれることなく、私は私の作品を追求していきたかったからです。余計な面倒というのは、集団の運営と維持という仕事のことです。当時の私にはその度量も器量もありませんでした。加えて、演劇界に何の繋がりも知り合いもなかったこともあり、なるべく多くの俳優と知り合いたかったのです。その欲望のためには、なるべくフリーで身軽な方がいいに決まっていました。迷いはありませんでした。 しかしこのたび、9年におよぶこのような集団性での創作活動に終止符を打ち、2002年7月より固定メンバーによる<劇団>として活動をしていくことになりました。 この9年の間に、どれほどの俳優と舞台をつくってきたのでしょうか。あるものは演劇界を去り、あるものは他劇団の中心俳優となり、あるものは死を選び・・・それぞれの瞬間、あつまった俳優たちとベストなものをつくり続けてきたつもりです。 しかし、21世紀をむかえた今、必要とされているのは、「集団」のつくる演劇作品ではないかと考えるようになりました。演劇は「集団」なくしてつくることのできない稀有な表現ジャンルです。この数年はそうしたおもいからずっと「集団」のことを考えてきました。ワークショップをやりながら、作品をつくりながら。そして、やはり、ユニークポイントの作品には、継続性のある「集団」が不可欠である、という結論に至ったのです。 だからといって、今の私に、その度量と器量が備わっているかどうかは分りません。しかしこの決断はそれなりの自信があってのものです。しばらくは、これまでより強くなるところ、逆にこれまでよりも弱くなるところが混在することになると思います。時間がかかったとしても、必ず納得のいく作品をつくりたいと思います。 今後も、これまでと変わらずご支援のほど、よろしくお願いいたします。 山田裕幸 2002/9/19 ver.2 |
人はなぜ作品に感動を覚えるのか、心動かされるのか?と考えた時、私たちが作品に求めるのは、観客の想像力を、いかに高いレベルまで掻きたてられるものにできるか、ということです。 作品は、観客の想像力を奮起させる、そのきっかけにすぎないものです。したがって、舞台から発せられる情報量、その発っし方への取り組みが、稽古での最優先事項だと考えます。常に、観客の想像力と共に、舞台は進行していきます。 また、<演劇=生もの>という発想は、今はもはや時代遅れです。私たちが演劇というメディアで作品を発表するのは、演劇は他のどのメディアに比べても、観るものの想像力を掻きたてることが出来る、最良のメディアだと考えるからです。 同時に、それだけが、演劇に残された唯一の可能性だと信じています。 |
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