公演のご案内

■2002年2月、こまばアゴラ劇場(東京都目黒区)で、ユニークポイントと現代舞台芸術ユニットOrt(オルト)による合同プロジェクト『水の中のプール』(作/山田裕幸 演出/倉迫康史) が上演されます。

■計算されたプロットと緻密に張り巡らされた伏線、そして言葉の奥に潜む人間の心理のうごめきを的確に捉えた山田戯曲のユニークポイントと、「ささやきの演劇」という様式美を提唱し、緊張感溢れる美しい空間を作り出す倉迫演出のOrtによる、言葉と空間の限界値でのせめぎ合い……きしむか、はじけるか、冬のサミット注目の公演です。

ユニークポイントプロフィール

1993年、学習院大学在学中の山田裕幸を中心に「演劇ユニット成金天使」を旗揚げ。1999年、ガーディアンガーデン演劇フェスを機に、団体名を「ユニークポイント」と改める。ユニークポイントとは「特異な点」の意。人々の価値観が崩壊、集団の解体の発火点となった点を描く美しさには定評がある。最近の山田戯曲はより洗練され、テアトロ新人戯曲賞、日本劇作家協会新人戯曲賞などに、立て続けてノミネートされる。オリジナル作品の他、近代文学(太宰治「斜陽」武者小路実篤「真理先生」谷崎潤一郎「痴人の愛」)などをモチーフにした作品上演にも積極的に取り組んでいる。

Ort(オルト)プロフィール
2000年4月始動。東京では近代文学を素材にした作品(「舞姫」「こゝろ」「痴人の愛」)をギャラリーなどで発表。昨年8月に富山県利賀芸術公園で行われた(財)舞台芸術財団演劇人会議主催の演出家コンクールで高い評価を獲得し、この春、静岡県で開催された「Shizuoka春の芸術祭」に抜擢、『ハムレット〜オフィーリア・プログラム〜』を上演した。また7月にはシアターサンモールで東京オレンジ、bird's-eye viewと共に都市の演劇祭"Fiesta!"のプロデュースを行った。